栃木県宇都宮市の宇都宮動物園は、同園初となる室内展示場を整備し、フタユビナマケモノ2頭の飼育を開始した。4月29日から一般公開される。この展示場は上部が開いた「半開放型」で、来園者は高さ2.5メートルの通路上の枝を渡るナマケモノの姿を観察できる可能性があるという。
展示場の特徴と飼育の背景
展示場は平屋建てで、広さは約300平方メートル。ナマケモノは南米の熱帯雨林に生息しており、25~30度の温度管理が可能な室内環境が整ったことで飼育が実現した。同園は動物福祉の観点から展示場を広く設計し、自然に近い環境を提供している。
飼育されるナマケモノの個体情報
飼育されるのは、雄の「レガ・ヴォルバ」と雌の「ボニー・アルバル」の2頭。名前はそれぞれポルトガル語で「格好いい・熱帯雨林」「かわいい・森」を意味する。ナマケモノは1日に10~15時間を睡眠に費やすが、ヴォルバは午前中、ボニーは夕方に活動する傾向があるという。
飼育担当の大橋千香さん(30)は「半開放の展示なので、においや鳴き声も楽しめる。自然の中での生息環境を想像しながら見学してほしい」と語る。
ミーアキャットも室内展示場へ
また、ミーアキャットも同じ室内展示場に移動した。これまでも繁殖は確認されていたが、より自然に近い状態での成長が期待できるという。
計画から公開までの経緯
室内展示場の計画は2~3年前に始動。民営施設である同園は、乗馬体験やクジャクの飾り羽根販売などの収益を積み重ねて整備資金を工面した。展示場の拡張は動物福祉の観点から行われた。
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