厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は13日、事故などで脳を損傷した患者を対象とする再生医療等製品「アクーゴ」について、公的医療保険の適用対象とすることを正式に了承しました。この製品の価格は患者1人当たり7271万円に設定され、今月20日から保険が適用される予定です。
アクーゴの効果と承認の経緯
アクーゴは、細胞を移植することで運動まひの改善を促す効果が期待される再生医療製品です。2024年7月に製造販売が承認されましたが、品質に関する課題が残っていたため、追加データを収集するまで出荷できないという異例の条件が付されていました。その後、十分なデータが得られたとして出荷制限は解除され、今回の保険適用に至りました。
保険適用の意義
この決定により、脳損傷患者は高額な治療費の負担が軽減され、より多くの患者がアクーゴによる治療を受けられる可能性が広がります。中医協は、製品の有効性と安全性を評価した上で、保険適用を了承しました。
なお、アクーゴは再生医療等製品に分類され、iPS細胞を用いた製品とは異なりますが、再生医療分野における重要な進展として注目されています。



