静岡県内ではしか感染者3人確認、過去10年で2番目の多さに
静岡県内ではしか感染者3人、過去10年で2番目の多さ

静岡県内ではしか(麻疹)の感染者が今年に入って急増しており、県中部と浜松市で計3人の感染が確認されました。この数字は過去10年で2番目の多さで、すでに昨年1年間の患者数を上回るペースです。

全国的な流行状況

国立健康危機管理研究機構によると、今年に入って4月12日までに全国の医療機関で報告された患者数は299人に達しました。これは昨年1年間の265人をわずか3カ月余りで超えたことになります。特に感染力の強いはしかは、空気感染するため、一度流行すると急速に広がる特徴があります。

静岡県内の感染事例

県内では、今月11日に県中部在住の50代男性の感染が最初に確認されました。その後、浜松市でも20日に、海外から帰国した40代女性と同居する10代女性の感染が判明しました。近年の県内の患者数は年間0~2人程度で推移しており、3人に達したのは2019年以来のことです。

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県と浜松市は、3人が不特定多数と接触した可能性のある施設と滞在時間帯をホームページで公表しています。同じ時間帯に施設を利用した人には、最長21日の潜伏期間中、体調の変化に注意するよう呼びかけています。発熱や発疹など、はしかを疑う症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡した上で受診するよう求めています。

感染予防の重要性

はしかは感染力が非常に強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。乳幼児は重症化しやすく、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすリスクがあります。また、妊婦が感染すると早産や流産のリスクが高まります。

予防にはワクチンの2回接種が有効です。現在、1歳と就学前の2回は定期接種として原則無料で受けられます。それ以外の任意接種は自己負担となり、MRワクチン(麻疹・風疹混合)の場合、1回あたり1万~1万5千円程度かかります。

特に0歳の乳児は、ワクチン接種が始まる生後1歳になるまで自分を守ることができません。周囲の大人がしっかりとワクチンを接種し、集団免疫を高めることで乳児を守ることが不可欠です。

浜松医療センターの矢野邦夫医師は「はしかは予防できる病気です。ワクチン未接種の方は、特に海外渡航前などに接種を検討してほしい」と注意を呼びかけています。

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