旧優生保護法被害者の千葉広和さん死去 77歳、強制不妊手術の国家賠償訴訟原告
旧優生保護法被害者・千葉広和さん死去 77歳 (18.02.2026)

旧優生保護法の被害者、千葉広和さんが77歳で死去 強制不妊手術の国家賠償訴訟原告

旧優生保護法(1948年~1996年)の下で不妊手術を強いられた被害者であり、国家賠償請求訴訟の原告として活動してきた仙台市の千葉広和さんが、77歳で亡くなったことが明らかになった。関係者への取材により、2月18日に仙台市内の病院で死去したことが確認された。

軽度の知的障害があり、17歳で手術を強いられる

千葉さんは秋田県の出身で、軽度の知的障害を抱えていた。17歳の時に宮城県の施設に入所したが、翌年には施設職員に仲間と共に連れ出され、何の説明もないまま不妊手術を受けさせられたという。この経験は、彼の人生に深い傷を残すこととなった。

国家賠償訴訟を提訴し、勝訴が確定

2018年、千葉さんは仙台地方裁判所に国家賠償請求訴訟を提訴した。先行訴訟が2024年に最高裁判所で勝訴したことを受け、千葉さんの訴訟も勝訴が確定していた。彼は「一緒に手術を受けさせられた仲間に名乗り出てほしい」との強い思いから、顔と実名を公表して被害者支援の活動を続けていた。

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色鉛筆画に情熱を注ぎ、個展を計画

日常生活では、色鉛筆を用いて山の絵を描き続けることを趣味とし、近く個展を開催する予定だった。この芸術活動は、彼の心の支えとなっていたと関係者は語っている。千葉さんの死去は、旧優生保護法の被害者救済を求める運動に大きな影響を与えるものと見られている。

旧優生保護法は、障害者らを対象に不妊手術を許可していた法律で、多くの人々が同意なく手術を強いられた。千葉さんのケースは、こうした歴史的過ちを浮き彫りにする一例であり、社会全体で記憶と反省を深める必要性が改めて示された。

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