シンガポールを訪問中の小泉進次郎防衛相は30日、ヘグセス米国防長官と会談し、日本の防衛力強化や防衛費などをめぐり議論を行った。この会談は「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」の開催に合わせて実施された。
武器輸出全面解禁を説明
小泉氏は、防衛装備移転三原則の運用指針を見直し、殺傷能力のある武器の輸出を全面的に解禁した取り組みについて説明。これに対しヘグセス氏は、地域の抑止力向上につながるとして支持を表明したという。
会談後の記者会見
小泉氏は会談後、記者団に対し「幅広い安全保障協力について、具体的な実行に切迫感を持って取り組む」と述べた。また、トランプ米政権が同盟国に求める国内総生産(GDP)比3.5%の防衛費支出については「特定の金額や結論を念頭に置いたやりとりはなかった」と説明した。
その他の議題
会談では、米国によるイラン攻撃の可能性や、軍事力を増強する中国の動向も議題となった。米側からはホルムズ海峡への自衛隊派遣に関する具体的な要請はなかったという。
両氏は、日米同盟の強化や地域の安全保障環境についても意見交換を行い、今後の協力の方向性を確認したとみられる。小泉氏は、防衛装備移転の新たな枠組みが国際平和貢献や日本の安全保障に資するよう、引き続き関係国との連携を進める方針を示した。



