滋賀県が交通税試算を公表 年400~2700円の負担可能性 地域交通計画の原案示す
滋賀県が交通税試算 年400~2700円の負担可能性

滋賀県が交通税の試算を公表 個人負担は年400円から2700円の範囲

滋賀県は3月17日、公共交通の維持・充実を図る「滋賀地域交通計画」の原案を県議会に提示しました。この計画では、新たな財源として検討されている「交通税」の導入について、個人と法人からの徴収額を機械的に試算した結果を明らかにしています。

税収規模に応じた個人負担額の試算

県によれば、交通税の具体的な金額はまだ決定されていませんが、様々な税収規模を想定した試算が行われました。最小規模の税収3億円を確保する場合、県民全員が均等に負担すると仮定すると、1人あたり年間400円の新たな課税が必要となります。一方、最大規模の税収20億円を目指す場合は、1人あたり年間2700円の負担が求められる計算です。

この試算は、県税の超過課税を基本とした課税方式を前提としており、個人と法人の両方への課税が適当とされています。ただし、県は交通税の導入ありきではないことを強調し、まずは以下の取り組みを推進する方針を示しています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ
  • 地域交通の運行管理を行う事業者の収入増に向けた利用促進策
  • 利便性向上のための具体的な取り組み
  • 国費の獲得や国への提案活動
  • 不断の事業見直しと効率化

慎重な議論を継続 導入には条例案の可決が必要

交通税の導入については、昨年12月に公表された素案に対するパブリックコメント(意見公募)で、反対や慎重な意見が寄せられています。このため、県は原案の中で「引き続き丁寧に議論を積み重ねて検討し、結論を得ます」と述べ、慎重な姿勢を明確にしています

県税制審議会の中間答申でも、財源については「計画策定後も丁寧に議論を重ねるべきだ」と指摘されており、県民の当事者意識を高める議論の重要性が強調されています。仮に交通税を導入する場合には、条例案の可決が必要となるため、今後の議論が注目されます。

県は3月25日に有識者らで構成される滋賀地域交通活性化協議会にも原案を示し、年度内の計画策定を目指して議論を進めていく予定です。この取り組みは、持続可能な公共交通システムの構築に向けた重要な一歩となるでしょう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ