欧州がウクライナ支援を激増、米国軍事援助停止の穴埋めに奮闘
欧州、ウクライナ支援激増 米軍事援助停止を穴埋め

欧州がウクライナ支援を大幅増額、米国の軍事援助停止を補填

欧州諸国からウクライナへの軍事支援が急激に増加している。これは、和平実現に向けてウクライナに圧力をかけたいトランプ米政権が昨年3月に軍事援助の停止を表明したことが背景にある。2022年のロシア侵攻開始以来、年間300億ユーロ(約5兆4900億円)を超える規模だった支援の約半分が失われたためだ。

欧州の支援増加と負担増の懸念

欧州連合(EU)は、ロシアを警戒し、「EU防衛の最前線」と位置付けるウクライナへの支援増を迫られた。2025年の拠出額は、2022年から2024年の平均比で67%増加した。これにより、米国が手を引いた分の穴埋めを図っているが、負担増によって不満が広がる恐れもある。

ドイツのキール世界経済研究所によると、米国は2024年まで軍事支援に年平均173億ユーロを拠出してきた。高機動ロケット砲システム「ハイマース」や防空システム「パトリオット」などの高性能な米国製兵器は、ウクライナ軍の戦力の柱となっていた。

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厳冬下での防空ミサイル供与の進展

最近では、厳冬の状況下でロシア軍の空爆による電力施設の破壊が相次いでいる。これに対応するため、欧州諸国は防空ミサイルの供与を進めている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、2024年6月にドイツ北東部で防空システム「パトリオット」を背に演説を行い、国際社会の継続的な支援を訴えた。

欧州の支援増加は、米国の軍事援助停止による空白を埋めるための緊急措置として位置付けられる。しかし、長期的な負担増は欧州諸国の財政や国民の理解に影響を与える可能性があり、今後の動向が注目される。

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