台湾民衆党が大規模抗議集会 前党首の実刑判決に「屈服しないぞ」と気勢
台湾の第2野党である台湾民衆党は3月29日、前主席(党首)の柯文哲被告が収賄罪などで実刑判決を受けたことに抗議する大規模集会を台北市で開いた。集会は総統府近くで開催され、保釈中の柯被告が自ら登壇して「法治国家の正常な判決ではない」と強く非難した。支持者らは「屈服しないぞ」と声を揃えて気勢を上げ、判決への抗議の意思を明確に示した。
司法弾圧を非難 黄国昌主席が民主進歩党政権を批判
黄国昌主席は集会で演説し、頼清徳総統が率いる民主進歩党政権が司法を使って民衆党を弾圧していると厳しく指摘した。さらに、2028年の総統選で「下野させなければならない」と訴え、政権交代を目指す決意を表明した。この発言は、現在の政権に対する強い不満と、今後の政治闘争への意気込みを反映している。
柯文哲被告に懲役17年の判決 台北市長時代の収賄事件
台湾の地裁は3月26日、柯文哲被告が台北市長だったときに賄賂を受け取ったなどとして、懲役17年の実刑判決を言い渡した。この判決が、今回の抗議集会の直接的な引き金となった。柯被告は保釈中ではあるものの、判決内容に対する反発から、自ら集会に参加して意見を述べる異例の対応を見せた。
集会参加者たちは、判決が政治的意図に基づくものだと主張し、司法の独立性が損なわれているとの懸念を表明した。また、民主進歩党政権による野党への圧力が強まっているとの見方も広がっており、今後の台湾政治の行方に注目が集まっている。
今回の集会は、台湾社会における司法と政治の関係性を問い直す機会となった。民衆党側は、判決が公正でないと訴え続ける方針を示しており、今後の裁判の行方や政治的な影響が注視される。台湾の野党勢力が結束して抗議活動を展開する中、国内の政治対立がさらに先鋭化する可能性も指摘されている。



