イラン高官、米国の提案を「一方的」と強く批判 交渉の窓口は開いたままも協議は困難
ロイター通信は2026年3月26日、イラン高官の話として、交戦終結に向けた米国の提案をイラン側が「一方的」と評価していると報じました。高官は外交の窓口は依然として開かれているとしつつも、米側との協議は現段階では「現実的ではない」と述べています。
詳細な協議が実施されるも米提案に強い不満
ロイターによると、イラン側は3月25日夜に米国の提案の詳細を新最高指導者モジタバ・ハメネイ師の代理人や高官らで協議しました。取材に答えた高官は、曖昧な経済制裁の解除計画の見返りに、イランに自衛力の放棄を求めていると指摘。交渉の「最低限の条件を満たしていない」と反発しました。
この高官はさらに、米国の提案が具体的な安全保障の保証を欠いており、イランの主権と国防能力を著しく制限する内容だと強調しました。そのため、現状では協議が進展する見込みが薄いと述べています。
トルコとパキスタンが仲介役として動向に注目
高官はまた、トルコとパキスタンが仲介役となり、米国とイランの相違点を埋めようと試みていると話しました。両国は地域の安定に向けて積極的な役割を果たしており、今後の外交努力に期待が寄せられています。
しかし、米国側の要求がイランの核心的利益と衝突しているため、仲介の成功には依然として高いハードルが存在します。国際社会では、この緊張緩和の動きが注目を集めています。



