北朝鮮で第9回労働党大会が開幕、金正恩氏が経済分野での「画期的成果」を強調
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、第9回朝鮮労働党大会が19日、平壌で正式に開幕しました。この党大会の開催は2021年以来であり、金正恩党総書記が開会の辞を述べ、過去5年間における経済分野を中心とした「画期的成果」を誇示する場となりました。
経済分野での進展と外交関係の強化を主張
金正恩氏は、前回の党大会が開催された状況について、国際的な経済制裁や新型コロナウイルスの影響により「困難を極めていた」と振り返りました。しかし、その後の5年間で「全てが根本的に変わった」と強調し、特に工業部門の技術向上によって「長期間の停滞から脱した」と述べています。
外交分野では、ロシアや中国との関係強化を念頭に置き、「国際政治の構図と我が国の関係において大きな変化をもたらした」と説明しました。この党大会に合わせて、中国共産党中央委員会とロシアのプーチン政権与党「統一ロシア」が祝電を寄せたことも報告されています。
党大会執行部人事で注目の変更
一方、19日に決定した党大会執行部人事では、北朝鮮屈指の「韓国通」とされ、対韓国工作を管轄する党「10局」(旧統一戦線部)顧問の金英哲氏が外れました。代わって崔善姫外相が新たに加わっています。この人事変更は、北朝鮮が2023年末に南北関係を「敵対的な2国家関係」と規定したことが影響したとみられています。
今後の焦点と注目点
党大会は今後数日間続く見通しで、核・ミサイル開発や対米政策においてどのような方針を打ち出すかが大きな焦点となります。また、韓国の情報機関・国家情報院が金正恩氏の後継者に「内定段階」と分析する正恩氏の娘が出席するかどうかにも注目が集まっています。
平壌では、党大会に関する新聞記事に目を通す人々の姿も確認されており、北朝鮮国内におけるこの重要な政治イベントへの関心の高さがうかがえます。国際社会は、北朝鮮が今後の政策方針をどのように示すか、緊張感を持って見守っています。



