米イラン核協議で緊張高まる、イランが解決案提示も米は攻撃の構え示す
イランの核開発を巡る米国とイランの高官協議が26日、スイスのジュネーブで開催されました。この協議は今月3回目となるもので、イラン側は核兵器開発の疑惑などに対処するための解決案を提示しました。一方、米国側は協議の行方次第でイランへの攻撃に踏み切る構えを見せており、提案内容や米側の反応が国際的に注目されています。
イランが制裁解除目指し核問題に限定した提案を提示
イランは米国の制裁解除を目指しており、議題を核問題に限定すると主張しています。外務省報道官は26日、国営テレビを通じて、米国に提案書を渡したことを明らかにしました。具体的には、ウランの濃縮度を抑える案などを提示したとみられています。イランのアッバス・アラグチ外相は25日、インド誌インディア・トゥデーに対し、「公正かつ公平な合意が可能だ」と述べ、米国から攻撃を受ければ、中東各地の米軍基地が報復対象になると警告しました。
米国は不信感を強め、新たな制裁で圧力を強化
一方、米国のイランへの不信感は根強く続いています。ルビオ国務長官は25日、記者団に対し、「イランは一部の核開発計画を再開しようとしている」と指摘しました。さらに、イランの弾道ミサイルが「米国や地域の米軍基地などを脅かしている」と強調し、懸念を表明しました。米国はこれに応じて、イランに対する新たな制裁を発表し、圧力を強めています。このような背景から、協議の行方が中東情勢全体に大きな影響を与える可能性が高まっています。
協議はジュネーブで行われ、両国の高官が直接対話を続けていますが、イランの核開発疑惑を巡る対立は深まっています。イラン側は解決案を通じて外交的な突破口を模索している一方、米国側は軍事オプションも視野に入れた強硬姿勢を維持しています。国際社会は、この協議が平和的な解決に向かうか、あるいはさらなる緊張を招くかに注目しています。



