米ルビオ国務長官、対イラン軍事作戦は「数週間で終結」と見通し 核開発放棄案の回答は未受領
米ルビオ長官、対イラン作戦は「数週間で終結」と見通し

米国、対イラン軍事作戦の早期終結を主張 核開発放棄案の回答は待機状態

米国のルビオ国務長官は3月27日、対イラン軍事作戦に関して、「数か月ではなく、数週間で終結させる」との見通しを明らかにしました。フランスで開催された先進7か国(G7)外相会合後の記者会見で発言し、地上部隊の関与なしで全ての軍事目標を達成できると主張しました。

地上部隊派遣は「不測の事態」への備え

ルビオ氏は、米国防総省が海兵隊や陸軍の空挺部隊などの中東派遣を決定したことについて、地上部隊派遣は「不測の事態」への備えだと説明しました。「大統領に最大限の選択肢を与える準備は常に整えている」と述べ、柔軟な対応を強調しました。

一方、米国が戦闘終結に向けてイラン側に伝達した核開発計画の放棄を柱とする15項目の計画案に関しては、ルビオ氏がイランからの回答をまだ受け取っていないと述べました。イラン側から前向きなメッセージは届いているものの、交渉担当者や会談日時などについて連絡を待っている状態です。

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トランプ大統領と中東担当特使の発言

トランプ米大統領は同日、フロリダ州での演説で、イランとの戦闘終結に向けた協議について「現在交渉中だ」とし、「イランは合意を懇願している」と述べました。また、交渉を担うスティーブン・ウィトコフ米中東担当特使もフロリダ州での演説で、週内にイランとの対面会談が開かれることを「期待している」と強調しました。

ウィトコフ氏は、北朝鮮が秘密裏に核保有を進めたことを念頭に、「中東で『第2の北朝鮮』を許すことはできない。地域と世界を完全に不安定化させることになる」と訴え、核拡散防止の重要性を指摘しました。

攻撃の応酬と国際機関の報告

双方の攻撃の応酬は続いており、イスラエル軍は3月27日、イラン西部ホンダブの重水炉や中部ヤズドのウラン精鉱製造施設を空爆したと発表しました。国際原子力機関(IAEA)はX(旧ツイッター)への投稿で、これらの施設での放射性物質漏れなどの異常はないとイランから報告を受けたと明らかにしました。

IAEAによると、イランからは南部のブシェール原子力発電所も新たに攻撃を受けたと連絡がありましたが、原子炉に損傷はなく、正常に稼働していると報告されています。

エネルギー施設への攻撃と被害状況

米国が停戦協議を呼びかける中でのエネルギー関連施設への攻撃について、イラン政府高官はロイター通信に対し「耐えがたい」と述べました。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、サウジアラビアの首都リヤド郊外のプリンス・スルタン空軍基地に3月27日、イランのミサイル1発が着弾したと報じ、米兵10人が負傷し、複数の米軍給油機が損害を受けたと伝えました。

イスラエル紙エルサレム・ポストなどによると、同国中部で同日にイランのミサイルが着弾して1人が死亡したとされています。これらの事態は、中東情勢の緊迫化を浮き彫りにしています。

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