イラン保守強硬派ゾルガドル氏が安保実権を掌握、米イラン停戦交渉の行方に影響
イラン大統領府は24日、最高安全保障委員会(SNSC)の事務局長に精鋭軍事組織「革命防衛隊」の元副司令官モハンマドバゲル・ゾルガドル氏が任命されたと正式に発表しました。この人事は、イスラエルの空爆で今月殺害された前事務局長アリ・ラリジャニ氏の後任を埋めるもので、保守強硬派のゾルガドル氏が今後、安保事項を実質的に判断するとみられています。
トランプ氏主張の停戦交渉への影響が焦点
特に注目されるのは、トランプ米大統領が主張する米イラン間の停戦交渉への影響です。ゾルガドル氏は反米・反イスラエルの立場で知られ、米イスラエルからの攻撃が続く中、徹底抗戦の方針を継続すると予想されています。このため、同氏の任命は停戦交渉の進展に大きな影響を与える可能性があり、国際社会の関心が高まっています。
ゾルガドル氏の経歴とSNSCの役割
ゾルガドル氏は、革命防衛隊の副司令官や軍の副参謀総長を歴任し、内務次官(治安担当)や司法府副長官も務めたイラン体制の中心人物です。SNSCは三権の長や軍参謀総長、革命防衛隊司令官、国防相、外相らで構成され、外交・安保政策を決定する重要な機関です。ゾルガドル氏はSNSCメンバーとして最高指導者から任命を受けており、その権限は極めて大きいと評価されています。
この人事は、中東情勢のさらなる緊迫化を招く恐れがあり、今後の動向に注視が必要です。イラン国内では保守強硬派の台頭が進み、国際関係においても新たな局面を迎える可能性が指摘されています。



