トランプ米大統領、ホルムズ海峡の安全確保で日本・中国・韓国に艦船派遣を要請
【ワシントン=阿部真司】トランプ米大統領は16日、イランによる船舶攻撃が続くホルムズ海峡の安全確保を巡り、日本・中国・韓国に対して艦船派遣を「強く促す」と表明し、改めて協力を迫った。ホワイトハウスでの記者会見で、各国の反応に温度差があると指摘し、派遣に消極的な国への強い不満を露わにした。
石油輸入への依存度を強調し「喜んで協力すべきだ」
トランプ氏は具体的に日本と中国、韓国を名指しし、これらの国々が石油輸入において米国よりもはるかにホルムズ海峡に依存していると強調。「(安全確保を)支援してほしい。喜んで協力すべきだ」と述べ、積極的な対応を求めた。さらに、各国への艦船派遣要請は「彼らが必要だからではなく、どう反応するのか知りたいからだ」と強弁し、国際的な協調姿勢を試す意図を明らかにした。
各国の反応に不満、フランスとの協議も進展
各国の反応については、「熱心な国もあれば、長年我々が(防衛面で)守ってきたのに、熱心ではない国もある」と不満を示し、安全保障面での貢献不足を批判した。同時に、マクロン仏大統領と電話で協議したことを明らかにし、フランスからの協力が得られる見通しがあるとも説明した。この発言は、中東情勢における多国間の連携強化を模索する動きを浮き彫りにしている。
ホルムズ海峡は世界の石油輸送の要衝であり、イランによる船舶攻撃が国際的な懸念を高めている。トランプ氏の要請は、地域の安定確保に向けた米国の戦略の一環として位置づけられており、今後の各国の対応が注目される。



