イラン工作員が停戦協議を提案も米国は拒否、潜水艦でイラン艦撃沈を正式発表
米紙ニューヨーク・タイムズは4日、米国とイスラエルによる攻撃開始後、イラン情報省の工作員が米国に対して停戦条件に関する協議を申し込んでいたと報じた。この申し出は、攻撃開始翌日の3月1日に第三国の情報機関を通じて行われたとされる。しかし、米側はこの提案を懐疑的に受け止めており、話し合いは進展していない模様だ。
トランプ氏がSNSで「もう遅すぎる」と投稿、イラン側は否定
トランプ米大統領は3日、ソーシャルメディアで「イランが協議を望んでいる」としつつ、「もう遅すぎる」と投稿した。これに対し、イランのタスニム通信は5日、当局者の発表として「米国にはいかなるメッセージも送っておらず、受け取っても回答はしない」と否定した。やり取りの真偽は不明だが、米国は攻撃の手を緩めていない姿勢を示している。
米潜水艦がイラン軍フリゲート艦を魚雷で撃沈、第2次世界大戦以来の事例
ヘグセス米国防長官は4日の記者会見で、米軍の潜水艦がインド洋のスリランカ沖で、イラン軍のフリゲート艦「デナ」を魚雷で沈没させたと正式に発表した。米潜水艦が魚雷で敵艦を撃沈したのは第2次世界大戦以来の出来事だとしている。同艦はインド主催の海軍演習などに参加した後、イランに向けて航行中だった。ロイター通信によると、スリランカ政府が87人の遺体を収容し、約60人が行方不明となっており、32人は救助された。
ヘグセス氏は会見で「国際海域は安全だと考えていたようだが、魚雷で静かに沈んだ」と語り、中東から離れた地域でも攻撃を徹底する姿勢を強調した。
在韓米軍の兵器・弾薬を中東へ移転する協議が開始
韓国政府関係者によると、米韓両政府はイラン攻撃開始後、在韓米軍の兵器や弾薬を中東に移転する協議を始めた。韓国紙・東亜日報は、長距離の地対地ミサイル「ATACMS」(最大射程300キロ・メートル)などが移転の対象になると報じている。米国には作戦の長期化を視野に、兵器・弾薬不足を補う狙いがあるとみられる。
米国は当面、軍事作戦を優先させる構えで、在韓米軍の戦力を中東地域に移転させる動きも出ている。この一連の動きは、中東情勢の緊迫化を反映している。
