ハマス武装解除案を入手 8カ月5段階で進めイスラエル軍完全撤収へ、ロイター報道
ハマス武装解除案 8カ月5段階でイスラエル軍撤収へ (27.03.2026)

ハマス武装解除案を入手 8カ月5段階で進めイスラエル軍完全撤収へ、ロイター報道

ロイター通信は27日、トランプ米政権が主導するパレスチナ自治区ガザの暫定統治機関「平和評議会」が、イスラム組織ハマスに対し、8カ月間で5段階に分けて武装解除を進める具体的な案を提示したと報じた。同通信は計画文書を入手したとしている。この案によれば、最終的に武装解除が完了したことが確認されれば、イスラエル軍がガザから完全に撤収する内容となっている。ハマス側は現在、この提案を検討中とされている。

5段階の武装解除プロセスの詳細

ロイターが入手した文書に基づく5段階の計画は、以下のような内容だという。

  1. パレスチナ人の専門家で構成される暫定委員会が、ガザの治安管理を掌握する。
  2. イスラエル軍の支配地域において、すべての重火器を撤去し、国際治安部隊を派遣する。
  3. ハマスが重火器を引き渡し、全ての地下トンネルを破壊する。
  4. 暫定委員会の警察部隊が小火器を収集し、イスラエル軍はガザからの撤収を開始する。
  5. 武装解除の完了が確認され、イスラエル軍はガザから完全に撤収し、ガザの復興が始まる。

この計画は、段階的な進捗を重視し、各段階で国際的な監視や支援を想定しているとみられる。

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イスラエル軍の現状と課題

イスラエル軍は現在もガザ全域の半分以上を支配しており、散発的な攻撃を継続している。仮にハマスがこの計画に応じたとしても、イスラエル軍の完全撤収が実現するかどうかは不透明な状況だ。軍の支配地域が広範に及ぶため、撤収プロセスには政治的・安全保障上の複雑な課題が伴う可能性がある。

ガザ保健当局によると、昨年10月の停戦合意発効後の死者は690人以上に上り、2023年10月の戦闘開始以降の累計死者数は7万2260人を超えている。このような人的被害の拡大が、和平プロセスへの緊急性を高めている背景にある。

この武装解除案は、トランプ政権主導の暫定統治機関が提案したもので、中東情勢の新たな展開として注目される。しかし、ハマスの対応やイスラエル軍の動向によっては、計画の実施にはさらなる交渉や調整が必要となる見込みだ。

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