ロシア軍、ウクライナに過去最大規模の無人機攻撃を実施
ウクライナ空軍などの発表によると、ロシア軍は24日午後6時までの24時間に、ウクライナ各地を無人機約1000機で攻撃しました。これは2022年の侵略開始以降、無人機による攻撃としては最多の規模となります。攻撃は首都キーウをはじめ、中部ポルタワ州や西部リビウ州など広範囲に及び、15か所で被弾が確認されました。
民間施設への攻撃が相次ぐ
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、西部イバノ・フランキウシク州では産科病院が標的となり、医療施設への攻撃が行われました。また、西部リビウではユネスコの世界遺産に登録されている歴史地区も被害を受け、文化遺産への損害が懸念されています。攻撃により、子供5人を含む40人以上が死傷したと報告されています。
これまでの無人機攻撃は夜間が中心でしたが、今回は24日午前9時から午後6時の日中に556機が確認され、昼夜を問わない攻撃が拡大している実態が浮き彫りになりました。大半の無人機はウクライナ軍によって迎撃されましたが、被害は広範囲に及んでいます。
ゼレンスキー大統領、国際社会に圧力強化を要請
攻撃を受けて、ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「今日の攻撃の規模は、ロシアに戦争を終結させる意思が一切ないことをはっきり示している」と厳しく批判しました。さらに、米国がイラン攻撃に関連して対ロシア制裁を一部緩和したことが、ロシアの戦闘能力維持につながっていると指摘し、国際社会に対露圧力の強化を訴えました。
この攻撃は、ウクライナ紛争が長期化する中で、ロシア軍の戦術がより攻撃的かつ無差別になっていることを示す事例となりました。ゼレンスキー大統領は、民間人や文化施設を標的にする行為を非難し、国際的な支援と結束を呼びかけています。



