米相互関税に違法判決、カナダ歓迎「関税不当との立場を強化」…EUは「引き続き低関税を訴える」
米相互関税に違法判決、カナダ歓迎…EUは低関税訴え

米連邦最高裁が相互関税に違法判決、国際貿易に波紋

米連邦最高裁は、トランプ政権が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づいて導入した「相互関税」などを違法とする判決を下しました。この決定は、国際貿易の枠組みに大きな影響を与える可能性があり、各国は今後の推移を慎重に見極める構えです。

カナダ、判決を歓迎し立場を強化

カナダのドミニク・ルブラン米国貿易担当相は20日、X(旧ツイッター)を通じて、「国際緊急経済権限法に基づく米国の関税は不当だとするカナダの立場を強化するものだ」と述べ、判決を歓迎しました。ただし、分野別の関税は審理の対象外だったことから、ルブラン氏は「影響を受けている企業や労働者を支援するためには更なる取り組みが必要だ」と指摘し、具体的な支援策の必要性を強調しました。

EU、低関税の維持を訴え連携を模索

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は同日、「米政府が判決を受けてどのような措置を講じるのか明確にするため、緊密に連絡を取り合う」とコメントしました。欧米間の貿易には安定性と予見可能性が欠かせないとして、「引き続き低関税を訴え、その削減に取り組む」と述べ、自由貿易の促進を訴えました。この発言は、EUが米国との貿易関係を円滑に進めるための外交努力を続ける姿勢を示しています。

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英国、影響把握と企業支援を表明

英政府の報道官は20日、「米政権と協力し、判決が英国や世界の関税にどのような影響を与えるかを把握する」と述べました。詳細を踏まえて、英国企業への支援を続ける考えを示し、判決後の経済的影響を最小限に抑えるための準備を進めています。この対応は、英国が国際貿易の変動に柔軟に対応する姿勢を反映しています。

今回の判決は、米国の貿易政策に一石を投じるものであり、今後の国際経済の動向に注目が集まっています。各国の反応からは、自由で公正な貿易体制の維持への強い関心が窺えます。

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