米公民権運動の指導者ジェシー・ジャクソン師の葬儀、歴代大統領が参列して追悼
米国の公民権運動指導者で、2月17日に84歳で死去したジェシー・ジャクソン師の葬儀が6日、中西部イリノイ州シカゴの教会で営まれた。この葬儀には、民主党の歴代大統領らが参列し、ジャクソン師の功績をたたえる追悼演説が行われた。一方、共和党のトランプ大統領は欠席し、米メディアが報じたように、数千人が参列した国際的な追悼の場となった。
オバマ元大統領が「正義の炎」を称賛、黒人政治家の道を開いた功績
オバマ元大統領は追悼演説で、ジャクソン師が黒人の権利拡大のために「正義の炎を燃やし続けた」とその功績を高く評価した。さらに、ジャクソン師が1984年と88年の大統領選の民主党予備選に挑戦したことが、後に続く黒人政治家らの道を切り開いたと指摘。「彼の勇気と大胆さがあったからこそ、20年後に(自身が)大統領候補として真剣に受け止められた」と語り、自らの政治キャリアへの影響を強調した。
バイデン前大統領やハリス前副大統領も追悼、トランプ大統領は欠席
葬儀には、クリントン元大統領やバイデン前大統領、ハリス前副大統領らも演説し、ジャクソン師への敬意を表した。バイデン氏は「過小評価されても決してひるまず、恐れを知らない人だった」と追悼し、その不屈の精神を称えた。しかし、共和党のトランプ大統領はこの葬儀に欠席し、政治的な分断を浮き彫りにした。
ジャクソン師の生涯:公民権運動から国際平和への取り組み
ジェシー・ジャクソン師は、故マーチン・ルーサー・キング牧師と共に活動し、その遺志を継いで人種差別撤廃に尽力した。公民権運動だけでなく、パレスチナ紛争で非暴力を訴えるなど、国際平和にも積極的に取り組んだ。その活動は、米国内外に広がり、多くの人々に影響を与えた。
葬儀の様子は、シカゴの教会に集まった数千人の参列者によって厳かに営まれ、ジャクソン師の遺志が改めて称えられた。この出来事は、米国の政治史と公民権運動の重要な一ページとして記憶されるだろう。
