ニューサム知事、トランプ前大統領に「代償を払う時が来た」と厳しく要求
米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)は、連邦最高裁判所がトランプ政権時代の「相互関税」などを違法と判断したことを受けて、強い声明を発表しました。ニューサム氏は、トランプ前大統領を直接名指しし、「代償を払う時が来た。違法に徴収した金は全額直ちに返還されなければならない」と主張し、国民への負担分の返還を強く求めています。
関税が価格を押し上げ、労働者世帯を苦しめたと批判
声明の中で、ニューサム知事は「関税は価格を押し上げ、労働者世帯を苦しめた」と改めて批判しました。具体的には、価格転嫁による昨年の1世帯当たりの負担額が1751ドル(約27万円)に上ったとする米エール大学の分析を引用し、関税政策が一般家庭に与えた経済的影響の大きさを強調しています。この数字は、違法な関税措置が日常生活に深刻な打撃を与えたことを示す証拠として提示されました。
連邦最高裁の違法判断が背景に
今回の声明は、連邦最高裁判所がトランプ政権の相互関税などを違法と判断したことを受けたものです。ニューサム知事は、この司法判断を根拠に、トランプ前大統領に対して法的責任を追及する姿勢を明確にしました。カリフォルニア州として、国民の負担軽減に向けた積極的な行動を取ることを宣言し、政治的な対立を鮮明にしています。
ニューサム氏の主張は、関税政策の見直しを求める声が高まる中、民主党の立場を強く打ち出したものと言えます。今後、返還要求が具体的な政治行動に発展するか注目されますが、トランプ前大統領側からの反応はまだ明らかになっていません。この問題は、米国内の経済政策や政治対立の焦点として、さらなる議論を呼び起こす可能性があります。



