クウェート、イラン同情のSNS投稿で禁錮10年 社会混乱招いたと指摘
クウェート、イラン同情SNS投稿で禁錮10年

クウェートの刑事裁判所は23日、交流サイト(SNS)でイランに同情的な投稿を行ったとして、被告1人に対して禁錮10年、17人にそれぞれ禁錮3年の判決を言い渡した。クウェートメディアが伝えたところによると、裁判所はこれらの投稿について「社会に混乱と分裂を引き起こすものだ」と指摘し、厳しい姿勢を示した。

判決の詳細

今回の判決では、禁錮刑が科された18人のほか、別の109人に対して執行猶予付きの判決が下された。さらに、投稿の削除を条件に9人が無罪となった。クウェートでは、イランとの関係を巡る感情的な投稿が社会問題化しており、当局は取り締まりを強化している。

背景にある地域情勢

2月末以降、米国やイスラエルとの戦闘が続く中、イランはクウェートを含むペルシャ湾岸のアラブ諸国のエネルギー関連施設などを攻撃し、被害が拡大している。この地域情勢が、SNS上の親イラン的な言動に対する厳しい対応につながったとみられる。

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周辺国でも同様の動き

アラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなどでも最近、親イラン的とみなされるSNS投稿を理由に市民らが逮捕される事例が相次いでいる。湾岸諸国では、イランとの緊張関係が続く中、SNS上の言動が国家安全保障上の問題として厳しく監視されている。

社会的影響

裁判所の判断は、社会の安定を重視したものだが、表現の自由との兼ね合いで議論を呼ぶ可能性もある。クウェート政府は、社会の混乱を防ぐために引き続き厳格な姿勢を取るとみられる。

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