JFE、中東情勢混乱で月100億円コスト増の試算
JFE、中東混乱で月100億円コスト増

鉄鋼大手のJFEホールディングスは8日、2026年5月期決算の記者会見において、中東地域における情勢不安が長期化した場合、月間で約100億円の追加コストが発生する可能性があるとの試算を明らかにした。このコスト増は、鉄鉱石などの原材料を輸送する船舶の燃料費高騰や、石油由来の塗料などの調達コスト上昇が主な要因であり、同社はこれらのコストを製品価格に転嫁する方針を示した。

業績予想と中東リスク

同日公表された2027年3月期の連結業績予想では、純利益が前期比で約2.1倍の1500億円に達する見通しが示された。しかし、中東情勢が業績に与える具体的な影響については「予測が困難」として、業績予想に織り込んでいない。

2026年3月期決算の実績

2026年3月期の連結決算では、純利益が前期比23.6%減の701億円となった。これは、中国メーカーの過剰生産による鋼材市況の低迷が引き続き業績を圧迫したためである。同社は、中東リスクに加え、中国市場の動向にも注視しながら、今後の事業戦略を策定する考えだ。

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