米連邦議会上院本会議は11日、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたケビン・ウォーシュ元理事の人事案に関する審議を正式に開始した。この人事はドナルド・トランプ大統領による指名に基づくもので、与党共和党が過半数を占める上院では承認される公算が大きいとみられている。
理事承認を先行して実施
FRB法の規定により、議長は理事の中から選出される必要がある。このため、本会議はまず12日にウォーシュ氏を理事に任命する人事案を採決し、賛成多数で承認した。これにより、ウォーシュ氏は正式にFRB理事に就任し、次期議長就任への法的要件を満たした。
今後のスケジュール
上院本会議は週内にも、ウォーシュ氏の議長人事案を採決する見通しだ。現職のジェローム・パウエル議長の任期は今月15日に満了を迎えるため、その後速やかにウォーシュ氏が議長に就任する見込みである。議長の任期は4年で、再任されるケースが多いが、今回はトランプ大統領が交代を決定した。
パウエル氏は、自身の理事任期が2028年1月末まで残っているため、議長退任後もFRB理事として残留する方針を明らかにしている。このため、FRB内でのパウエル氏の影響力は一定期間継続するとみられる。
ウォーシュ氏は、金融規制緩和や金利政策においてタカ派的な立場で知られ、トランプ政権下でのFRB政策の転換が注目される。



