スロベニアがEU初の燃料購入制限を導入、ガソリン価格高騰で「燃料ツーリズム」対策
スロベニアがEU初の燃料購入制限、価格高騰で対策 (25.03.2026)

スロベニアがEU初の燃料購入制限を導入、ガソリン価格高騰で緊急対策

イラン情勢の影響による世界的なガソリン価格の高騰を受け、旧ユーゴスラビアのスロベニアで、ガソリンの購入量制限が3月22日から導入されました。英BBC放送によると、これは欧州連合(EU)加盟国において初めての試みとされています。

具体的な制限内容と政府の見解

BBCや欧州メディアの報道によると、新たな制限では、自家用車に対しては1日最大50リットル、商用車や農家向けの車両には最大200リットルまで購入量が制限されます。この措置は、燃料価格の安定と供給確保を目的として実施されました。

スロベニアのゴロブ首相は、燃料供給に関して「十分な備蓄があり、不足に陥ることはない」と強調し、国民に対して冷静な対応を呼びかけています。政府は、この制限が一時的な措置であり、国際情勢の改善に伴って解除される見通しを示しています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「燃料ツーリズム」の背景と問題点

スロベニアでは、近隣諸国と比較してガソリン価格が安く設定されていることが特徴です。特に、米国とイスラエルによるイラン攻撃の開始以降、オーストリアやイタリアなど周辺国からスロベニアにガソリンを買いに訪れる「燃料ツーリズム」が急増し、深刻な問題となっていました。

この現象は、スロベニア国内の燃料供給に圧力をかけ、地元住民の燃料購入に支障をきたす恐れがあったため、政府は緊急対策として購入制限を決定しました。制限導入により、外国からの大量購入を抑制し、国内の需要を優先させる狙いがあります。

国際的な影響と今後の見通し

イラン情勢を巡る国際的な緊張の高まりは、世界中のエネルギー市場に影響を及ぼしており、スロベニアの措置はその一環として位置づけられます。EU加盟国として初の燃料購入制限は、他の欧州諸国にも波及する可能性が指摘されており、今後の動向が注目されます。

専門家は、燃料価格の高騰が続く場合、類似の対策を検討する国が増えるかもしれないと予想しています。スロベニア政府は、国際情勢の進展を注視しながら、必要に応じて制限の見直しを行う方針を示しています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ