バングラデシュ新政権が治安回復へ向け決意表明
バングラデシュのラーマン首相は、就任後初めてとなる国民向けテレビ演説を行い、法と秩序の回復と汚職の厳格な取り締まりを通じて「この国に安全を取り戻したい」との強い意向を表明しました。この演説は2026年2月18日に実施され、インドのPTI通信が伝えています。
前政権下での深刻な分断と治安悪化
2024年に発生した政変によって崩壊したハシナ前政権は、野党の弾圧や言論統制を強行し、国内に深刻な分断を生み出していました。特に政変時には、学生デモを暴力的に抑え込み、推定で約1400人もの死者を出す惨事となり、バングラデシュの治安は著しく不安定化していました。このような背景から、新政権にとって治安回復は最優先課題の一つとなっています。
全国民への平等な権利を約束
ラーマン首相は演説の中で、自身が党首を務めるバングラデシュ民族主義党(BNP)に投票したかどうかにかかわらず、「誰もが政府に対して平等な権利を持っている」と明確に述べました。これは、前政権下で生じた政治的対立や分断を乗り越え、国民全体を包摂する統治を目指す姿勢を示すものです。新政権は、汚職撲滅と法の支配の確立を通じて、社会の安定と信頼回復を図ろうとしています。
国際社会からも注目されるバングラデシュの政治情勢は、新政権の下で新たな段階を迎えようとしています。ラーマン首相の演説は、治安改善と国民統合への具体的な第一歩として評価されるでしょう。今後の政策実施が、国内の平和と発展にどのように寄与するか、注視が続きそうです。



