東ティモール大使が語る経済の可能性 コーヒーやコメ輸出に期待
東ティモール大使、コーヒーやコメ輸出に期待

在日大使館が集中する東京都千代田区。各国の経済担当者から自国の経済情報を聞くシリーズ「大使館から 海を越える商い」の今回は、東ティモールのマリア・テレジニャ・ダ・シルヴァ・ヴィエガス特命全権大使にインタビューした。

東ティモールの経済と主要輸出品

2002年に独立した東ティモールは、東京・千葉・埼玉・神奈川の1都3県を合わせた面積とほぼ同じ約1万4900平方キロメートルで、人口は約139万人。主要産業は農業で、主要輸出品はコーヒー、ココナッツ、エッセンシャルオイルなどの農産品である。

大使は「日本の開発援助に強い期待をしている」と述べ、特に民間部門への投資を重視している。コーヒーは苦みと甘みがありながらすっきりとした後味で、大手コーヒーチェーンでも販売された実績がある。また、コメはインドネシア産に似ており、「日本人にも好まれるのでは」と需要取り込みを狙う。

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伝統織物「タイス」と観光促進

伝統的な織物「タイス」は土産品として人気が高く、大使は「日本の人にぜひ東ティモールに来てもらいたい」と観光客の増加を呼びかけている。

広島訪問で感じた平和への思い

2004年に日本政府の招待で京都や広島を訪れた大使は、「特に印象深かった」と広島での経験を語る。原爆ドームや平和記念公園を訪れた際、心を大きく揺さぶられたという。凄惨な出来事が起きた場所でありながら、今では美しく整備されていることに感銘を受けた。

「あのようなことがあった場所を、日本は平和の地に変えた。自分たちの国とは違う」と、内乱の傷が癒えていない母国を思い、静かに語った。

東ティモールの基本データ

  • 人口:約139万人
  • 面積:約1万4900平方キロメートル
  • GDP:20億2000万ドル
  • 主要産業:農業(外務省データより)

大使は、日本の開発援助や民間投資への期待を改めて強調し、両国の経済関係強化への意欲を示した。

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