米首都ワシントンの連邦地裁は29日、総合文化施設ケネディ・センターの理事会が施設名称を「トランプ・ケネディ・センター」に変更した件について、手続き上の問題があるとして、トランプ大統領の名前を削除するよう命じた。
地裁の判断
地裁判事は、理事会には独断的な判断で改称を決める権利はなく、名称変更ができるのは議会だけだと指摘した。この判決により、トランプ政権はトランプ氏の名前が記載された全ての看板を撤去し、公式資料から「トランプ・ケネディ・センター」の名称を削除するよう求められた。
トランプ氏の反応
同施設の理事長を務めるトランプ氏は29日、SNSで「(地裁判事は)恥を知れ」と投稿し激怒。自身の意図通りに運営できないなら「関与できない」と述べ、維持や管理の責任を議会に移すよう指示したことを明らかにした。
施設の背景
ケネディ・センターは1971年、暗殺されたケネディ大統領を記念する施設として開設された。以来、オペラやダンスなどを通じて国内外の文化・芸術に影響を及ぼしてきた。
この判決は、トランプ政権の文化政策に対する司法のチェックとして注目される。



