ウクライナ大統領府のブラシウク顧問は29日、首都キーウで記者会見し、ロシア軍が使用する兵器に関して、以前は欧米製だった部品が中国製で代用される傾向が最近顕著になっていると明らかにした。同顧問は、ウクライナに向けて発射された弾道ミサイルや無人機の残骸を分析した結果、この傾向を確認したと述べ、ロシアが兵器部品の調達において友好国である中国への依存を強めている可能性を指摘した。
最新ミサイル「オレシニク」の部品分析
ブラシウク氏は、ロシア軍が今月キーウ州で使用した最新式中距離弾道ミサイル「オレシニク」について、その部品はロシアとベラルーシ両国製であり、命中精度は高くないとの見解を示した。この分析は、ロシアの兵器製造における国内および同盟国への依存度を浮き彫りにしている。
多国籍企業の部品も依然存在
一方で、ロシアの弾道ミサイルや無人機からは、中国製に加えて日本、米国、ドイツ、スイスなど多国籍企業の製品も依然として見つかっていると報告。ブラシウク氏はこれを受け、関係各国に対し輸出規制の一層の強化を強く求めた。
背景と今後の影響
この発言は、ロシアが西側制裁を回避し、中国からの調達を増やしている可能性を示唆する。ウクライナ戦争の長期化に伴い、ロシアの兵器生産における中国の役割が重要な焦点となっている。



