インド北部で20日、大規模な停電が発生し、推定5億人以上が影響を受けた。現地当局によると、送電網の障害が原因とみられ、復旧作業が急ピッチで進められている。
停電の概要
停電は現地時間の午前2時ごろに発生。北部の広範囲で電力供給が途絶え、首都ニューデリーや主要都市の空港、鉄道、病院などが影響を受けた。一部地域では通信網もまひし、市民生活に大きな混乱が生じている。
被害の拡大
停電の影響で、交通信号が機能せず、主要道路では大規模な渋滞が発生。空港では非常用電源に切り替わったが、一部のフライトに遅れが出た。また、病院では人工呼吸器などの医療機器が停止する事態となり、緊急対応が求められた。
インド政府は非常態勢を敷き、原因究明と復旧に全力を挙げている。専門家は、老朽化した送電網や需要の急増が背景にあると指摘する。
復旧の見通し
電力省の関係者は「復旧には数時間から半日程度かかる見込み」と述べ、順次送電を再開している。しかし、完全復旧にはさらに時間がかかる可能性もある。
今回の停電は、インドの電力インフラの脆弱性を浮き彫りにした。政府は長期的な対策として、送電網の近代化や再生可能エネルギーの導入を加速させる方針だ。



