米中両国は13日、韓国ソウルで閣僚級協議を開いた。ベセント米財務長官と中国の何立峰副首相が出席し、貿易分野を中心に昨年合意した事項の確認など、詰めの協議を実施した。トランプ大統領と習近平国家主席が翌日に北京で会談するのを前に、調整を進めたい考えだ。
第2次トランプ政権下で7回目の閣僚級協議
今回の協議は、第2次トランプ政権下では7回目となる。前回は3月にパリで実施されたが、イランとの交戦を理由に首脳会談が延期されたため、閣僚級でも改めて協議することとなった。ベセント氏と何氏はこの日、二国間の貿易や投資に関する新たな枠組みとして「米中貿易委員会」と「米中投資委員会」の創設について議論したほか、中国による米国産農産物の購入や、米国の関税措置などについても意見を交わした。
首脳会談の日程と背景
米中首脳は14日と15日の両日、北京で会談する予定だ。これは、両国間の緊張緩和と経済協力の促進が目的とされる。ベセント氏はこれに先立ち、11日から日本を訪問し、高市早苗首相や片山さつき財務相らと会談。トランプ大統領の訪中も議題に上ったとされる。
今回の閣僚級協議では、昨年の首脳会談で合意した事項の進捗確認が主な議題となった。特に、中国による米国産品の購入拡大や、米国による一部関税の見直しなど、具体的な実行状況が話し合われた。両国は、貿易不均衡の是正や知的財産権の保護など、長年にわたる懸案事項についても引き続き協議する方針だ。
専門家は、今回の首脳会談で新たな合意が成立する可能性はあるが、根本的な構造問題の解決には至らないと指摘する。一方で、閣僚級協議の継続は、両国間の対話チャネル維持という点で重要と評価されている。



