ザンビア前大統領、埋葬めど立たず 現職と遺族の対立長期化
ザンビア前大統領埋葬めど立たず 現職と遺族対立

アフリカ南部のザンビアで、昨年6月に滞在先の南アフリカで亡くなったルング前大統領(当時68歳)が、死去から約1年を経てもなお埋葬されていないことが明らかになった。南アフリカのメディアなどが伝えたところによると、葬儀に際し、政敵である現職のヒチレマ大統領が参列することに遺族が強く反発していることが主な要因だ。

遺族と野党が結束、現職を排除

ルング氏は生前、「ヒチレマ氏には私の遺体に近づいてほしくない」との言葉を遺したとされ、同氏が所属していた野党・愛国戦線(PF)も「ヒチレマ氏は葬儀に出席すべきではない」と主張し、遺族を支持している。この対立は、8月に予定されている大統領選を前にした政治的な緊張を反映しており、両陣営の溝は深まる一方だ。

法的な手続きも停滞

南アフリカの裁判所は、同国内に安置されているルング氏の遺体をザンビアへ引き渡すことを認める判断を下した。しかし、遺族側はこの決定に対して控訴しており、埋葬の見通しは依然として立っていない。現地では、故人の尊厳や遺族の意向と、国家行事としての葬儀の在り方をめぐり、議論が続いている。

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この問題は、ザンビア国内の政治的分断を象徴する出来事として、国際社会からも注目を集めている。ヒチレマ大統領はこれまで遺族との対話を呼びかけているが、解決の糸口は見えていない。

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