ロシア、北方領土で軍事パレード実施せず 極東でも兵器の行進なし
ロシア、北方領土で軍事パレード実施せず 極東でも兵器なし

ロシアで対ドイツ戦勝記念日となった2026年5月9日、ロシアが実効支配する北方領土においても関連式典が実施された。しかし、択捉島と国後島では恒例となっている軍事パレードは行われなかった。地元当局はその理由を明確にしなかったものの、「テロ対策」などの安全上の理由であることを示唆している。

極東各地での軍事パレードの様子

極東地域では、北方領土を管轄するサハリン州の州都ユジノサハリンスクや、東部軍管区司令部が置かれているハバロフスク、さらには太平洋艦隊司令部があるウラジオストクの各都市で、兵士が参加する軍事パレードが実施された。しかし、これらの都市でも戦車などの兵器を伴う行進は行われなかった。

「不滅の連隊」行進が実施される

択捉島と国後島では、第二次世界大戦に従軍した祖父や家族の写真を市民が掲げて行進する「不滅の連隊」が行われた。この行進は、戦没者を追悼し、記憶を継承する目的で毎年実施されている。

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安全上の懸念が影響か

軍事パレードの中止について、専門家はウクライナ侵攻の影響やテロ攻撃のリスクが背景にあると分析している。ロシア政府は近年、大規模なイベントでの警備を強化しており、今回の決定もその一環とみられる。

なお、同日にはロシア全土で戦勝記念日の祝賀行事が行われたが、兵器の参加が縮小される傾向が続いている。これはウクライナ戦争による装備の消耗を反映している可能性がある。

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