中国で日本人外交官に情報を提供したとしてスパイ罪で実刑判決を受けた共産党系主要紙の元幹部、董郁玉氏が体調悪化のため刑務所から病院に搬送されたことが8日、関係者への取材で明らかになった。親族が共同通信の取材に応じ、詳細を語った。
董郁玉氏の経歴と事件の背景
董氏は中国共産党系の有力紙「光明日報」の元論説部副主任であり、著名な改革派知識人として知られている。2022年2月、北京市内で日本大使館員と面会した直後に拘束され、2023年3月にスパイ罪で起訴された。
裁判の経過と判決
昨年11月、北京市の高級人民法院(高裁)は董氏の上訴を棄却し、懲役7年の一審判決を支持した。現在、董氏は天津市の刑務所で服役中である。
健康状態と家族の訴え
親族によると、董氏は「大きな腫瘍が見つかり、体重も減っている」状態で、中国当局に対し治療のための一時釈放を求めている。親族は深刻な懸念を示し、適切な医療処置の必要性を訴えている。
今後の見通し
董氏の健康状態が今後の司法手続きや釈放の可能性に影響を与えるかどうかは不透明だが、家族は国際的な注目を集めながら、当局の対応を待っている。



