イラン、米港湾封鎖に対抗し「機雷イルカ」攻撃を検討 米紙報道
イラン、米港湾封鎖に対抗し「機雷イルカ」攻撃検討

【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは3日までに、イランが米軍による港湾封鎖に対抗するため、機雷を装着したイルカを米軍艦への攻撃に使用することを検討していると報じた。イラン当局者の話として伝えており、実現性は不明としている。

新たな非対称戦術の模索

報道は4月30日付で、当局者は潜水艦を含め、「これまで利用されていない兵器」の活用を模索していると語った。ホルムズ海峡はイルカの生息海域として知られ、この特性を生かした戦術が検討されている可能性がある。専門家は、訓練されたイルカに機雷を装着させることは技術的に可能だが、実戦での有効性には疑問を呈している。

米軍の封鎖作戦とイランの焦り

米中央軍は4月中旬以降、ホルムズ海峡の東側のオマーン湾とアラビア海に展開し、イランの港湾を封鎖している。この封鎖によりイランの石油輸出が停滞すれば、国家収入への打撃は避けられず、イランは封鎖解除を繰り返し要求するなど焦りを募らせている。イラン政府はこれまでに14項目の要求を米国に提示し、戦闘終結交渉を呼びかけているが、米国側の反応は冷淡だ。

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  • 米軍による港湾封鎖はイラン経済に深刻な影響を与えている。
  • イランは非対称戦術としてイルカや潜水艦の活用を模索。
  • ホルムズ海峡の地理的特性が戦術に影響を与えている。

イランはこれまでにも、高速艇や対艦ミサイルなど非対称戦術で米軍に対抗してきた。今回の「機雷イルカ」構想は、その延長線上にあるとみられる。しかし、動物を兵器として使用することには国際的な批判も予想され、実現性は不透明だ。

今後の展開

米国とイランの対立は依然として続いており、両国の緊張は高まる一方だ。イランが実際にイルカを戦闘に投入するかどうかは不明だが、この報道はイランの窮状と米国への反発の強さを示している。国際社会は、ホルムズ海峡の安全航行を確保するため、両国に対話を促す動きを強めている。

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