核軍縮・不拡散に「再び生命を」 国連総長、NPT再検討会議で危機感
核軍縮・不拡散に「再び生命を」 国連総長が危機感

核軍縮や不拡散の進め方を協議する核拡散防止条約(NPT)再検討会議が27日、ニューヨークの国連本部で開幕した。国連のアントニオ・グテレス事務総長は冒頭の演説で、核弾頭の増加や核保有論の台頭に強い危機感を示し、「条約に再び生命を吹き込む必要がある」と訴えた。さらに、被爆者の存在にも言及し、核廃絶に向けた加盟国の結束を呼びかけた。

過去2回連続の失敗、今回の成果に期待

原則5年に1度開催される再検討会議は、過去2回連続で最終文書の採択に失敗している。今回の会議は5月22日まで約4週間の日程で行われ、何らかの成果文書を採択して決裂を回避し、NPT体制の弱体化に歯止めをかけることが期待されている。

開幕から米イランの対立が露呈

会議冒頭の副議長(今回26人)の選出手続きでは、イランの就任に対し米国が「条約を無視してきた国が就くのは侮辱だ」と反対を表明し、イランと応酬となった。米国は投票までは求めず、予定通り就任したが、開幕から両国の対立が表面化した。

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グテレス氏、核実験再開に懸念

グテレス氏は演説で特定の国名を挙げることを避けながらも、米国が核実験再開を検討していることなどに懸念を表明し、「核兵器は誰の安全も高めない」と警鐘を鳴らした。また、被爆者の苦しみに触れ、加盟国に対して核廃絶への結束を強く呼びかけた。

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