【ワシントン、イスタンブール共同】米ホワイトハウスのレビット報道官は27日の記者会見で、戦闘終結に向けてイランから新たな提案があったことを認め、トランプ大統領と安全保障担当の高官が同日、その内容について検討したと明らかにした。トランプ氏は近く米側の対応を示すとしている。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡やイランの核問題を巡る両国の溝は深く、再協議につながるかどうかは不透明な状況だ。
イラン外相、ロシアで米国を非難
一方、イランのアラグチ外相は27日、訪問先のロシアでプーチン大統領と会談し、米国の破壊的行動や理不尽な要求が「外交の進展を遅らせている」と主張した。会談前には報道陣に対し、米国は「目標を何一つとして達成できていない」と強調し、米国が交渉を要請しており「われわれは検討中だ」と述べた。
新提案の内容と双方の立場
イランの新提案は、イランが事実上封鎖するホルムズ海峡を開放する一方で、核問題の交渉を先送りする内容とされる。また、米軍によるイランの港湾封鎖の解除も含まれていると伝えられている。これに対し、トランプ大統領は戦闘終結に当たっては、イランが核兵器を保有しないと確約すべきだとの立場を崩していない。両者の主張は平行線をたどっており、今後の再協議の行方は予断を許さない。



