ローマ教皇レオ14世が、13日から始めたアフリカ4カ国歴訪を終えた。カトリック信者の増加が著しいアフリカをバチカン(教皇庁)は重視しており、教皇は各国で紛争や汚職といった問題の解決の必要性を訴えた。しかし、イラン情勢を巡りトランプ米大統領が異例の教皇批判を展開し、両者の対立に注目が集まる歴訪となった。
アフリカ4カ国を歴訪、歓迎受ける
教皇は23日までにアルジェリア、カメルーン、アンゴラ、赤道ギニアを訪問し、各国で歓迎を受けた。イスラム教が国教のアルジェリアや人口の約3割がイスラム教徒のカメルーンでは、宗教間の融和を促した。4カ国はいずれも産油国であり、教皇は各国での演説で「資源の搾取が人々に苦難をもたらしている」と強調した。
カメルーンで汚職批判、強権統治に注文
カメルーンでは、世界最高齢元首であるビヤ大統領(93)の面前で「汚職の連鎖を断ち切らなければならない」と発言した。AP通信は「遠慮なく批判を展開した」と評した。ビヤ氏や赤道ギニアのヌゲマ大統領(83)はいずれも40年を超える強権統治を続けており、教皇の訪問が長期政権に正当性を与えるとの声も出た。
トランプ大統領との対立が焦点に
今回の歴訪では、トランプ米大統領がイラン情勢を巡り教皇を批判したことが注目された。教皇はイランとの対話を重視する立場を示しており、トランプ氏の強硬姿勢と対立している。両者の溝は深まる一方で、国際社会の注目を集めている。



