イスラエルとレバノンは23日、アメリカ合衆国の仲介のもと、ワシントンのホワイトハウスで2回目となる大使級協議を開催する。これはレバノン停戦が17日に発効して以降、初めての対面による協議とみられる。両国は停戦延長の条件などについて話し合う予定だ。
停戦後も続く不安定な情勢
停戦が発効した後も、イスラエルは攻撃を完全には停止しておらず、民間人の死者が出るなど不安定な状況が続いている。今回の協議では、停戦合意の遵守状況や今後の安全保障の枠組みについても議論される見通しだ。
トランプ大統領の関与
米政府関係者によると、ドナルド・トランプ大統領が自ら両国の代表団を出迎える予定である。当初は国務省で協議が開かれる予定だったが、急きょホワイトハウスに変更された。トランプ氏は、自身の仲介によって停戦が実現したことをアピールし、外交成果として強調したい狙いがあるとみられる。
協議の経緯と背景
イスラエルとレバノンは14日、米国の仲介で1993年以来となる高官協議を実施した。この協議では、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラと長期間交戦してきたイスラエルが停戦に応じることで合意した。しかし、停戦発効後もイスラエル軍はレバノン南部に駐留し、断続的に攻撃を続けている。一方、ヒズボラも報復攻撃を行うと主張しており、停戦の完全な履行には至っていない。
レバノンの立場
レバノンのジョゼフ・アウン大統領は23日の閣議で、2回目の協議では停戦合意の順守を強く求めると表明した。アウン大統領は「レバノンの代表は要求実現に向けて全力を尽くす」と意気込みを示し、イスラエル側の行動に対して厳しい姿勢で臨む姿勢を明確にした。
今回の協議が、中東地域の安定に向けた新たな一歩となるか、国際社会の注目が集まっている。



