インドネシア政府は、ロシア産原油1億5千万バレルを確保したことを明らかにした。同国大統領特使(エネルギー・環境担当)のジョヨハディクスモ氏が23日、国営アンタラ通信を通じて発表した。
中東情勢を受けた調達戦略の転換
この動きは、中東地域の不安定な情勢を背景に、原油調達先の多角化を目指すプラボウォ大統領の戦略の一環である。プラボウォ大統領はロシアのプーチン大統領との直接会談において、エネルギー分野での協力を要請していた。
ジョヨハディクスモ氏は「特別価格での供給を受けることができた」と述べ、今回の合意がインドネシアにとって有利な条件で成立したことを強調した。
インドネシアのエネルギー事情
インドネシアは産油国として知られるものの、国内の生産能力には限界がある。現在、1日あたり約100万バレルを輸入に依存しており、エネルギー安全保障の強化が喫緊の課題となっている。
今回確保されたロシア産原油は、早ければ今月中にもインドネシアに到着する見通しだ。
今後の展望
インドネシア政府は、今後も複数の供給源を確保することで、国際的な価格変動や地政学的リスクへの耐性を高める方針。今回のロシアとの取引は、その第一歩と位置づけられている。



