イラン革命前に皇太子として君臨し、現在は米国で亡命生活を送るレザ・パーレビ氏が、国際社会に向けてイラン国民への謝罪を求める異例の声明を発表した。同氏は23日、ドイツの首都ベルリンで記者会見を開き、世界各国がイランのイスラム体制に対して融和的な姿勢を取ってきたことを厳しく批判した。
国際社会の対応に不満
パーレビ氏は、1979年のイラン革命から47年もの間、多くの国々がイラン政府との関係を維持し、市民に対する弾圧に効果的に対処してこなかったと指摘。「世界の人々は、自国政府がイスラム体制に融和的であったことについて、イラン国民に謝罪すべきだ」と強調した。
同氏はさらに、国際社会が弾圧される人々の味方となるのではなく、むしろ政権側に融和的な立場を取ってきたと非難。「今回はぜひイラン国民を支援してほしい」と訴え、具体的な行動を求めた。
亡命生活と今後の展望
パーレビ氏は、イラン革命後、王室の一員として国外に脱出。以来、米国を拠点に活動を続け、イランの民主化を訴えている。今回の会見は、欧州諸国に対してイラン問題への関与を促す狙いがあるとみられる。同氏の主張は、国際社会のイラン政策に一石を投じるものとなりそうだ。



