中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は30日、災害対応を担当する応急管理相に張成中氏(55)を充てる人事を決定した。新華社が報じたところによると、張氏は1970年代生まれの「第7世代」に属する若手幹部である。習近平指導部は来年開催予定の第21回共産党大会に向けて人事を本格化させており、若手幹部の登用が一層加速する見込みだ。
前応急管理相の解任と後任選び
前応急管理相は重大な規律・法律違反の疑いで当局の調査を受け、今年2月に解任されていた。中国共産党は3月下旬、応急管理省の党委員会書記に張氏を充てることを既に発表しており、今回の正式な任命はその流れに沿ったものとなる。
張成中氏の経歴
張氏は遼寧省で市レベルの幹部を経験した後、重要なポストである省党委員会秘書長に就任。最近まで河北省党委常務委員を務め、同省唐山市のトップである党委書記を兼任していた。これらの経験から、災害対応や地方行政に精通していると評価されている。
第7世代の台頭と今後の展望
「第7世代」とは、1970年代以降に生まれた中国共産党の若手幹部層を指す。習近平指導部は、次期共産党大会に向けて世代交代を進めており、張氏のような若手を重要ポストに起用することで、党の活力維持と政策の継続性を図る狙いがある。専門家は、今後も各省や省庁で同世代の登用が相次ぐと予測している。
今回の人事は、中国の政治体制における若手登用の流れを象徴するものであり、今後の党大会や政策運営に影響を与える可能性がある。張氏が応急管理相としてどのような手腕を発揮するか、注目が集まっている。



