ロイター通信は29日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで新たな制限区域を設定したと報じた。3月に支援団体へ地図を送付したが、一般には非公開とされている。
イスラエル軍の支配拡大
イスラエル軍は昨年10月の停戦発効後もガザの半分以上を支配しており、今回の新制限区域を含めるとガザの3分の2近くを支配下に置くことになる。停戦合意に基づき「イエローライン」と呼ばれる境界線まで撤収したが、その外側にオレンジ色の線で新たな制限範囲が示され、ガザの11%を占めるという。
目的と影響
イスラエル側は新制限区域について「支援物資搬送のため」と説明し、支援団体が活動する際には軍との調整が必要だが、民間人への影響はないと主張。境界線は状況に応じて更新されるとしている。
一方、3月中旬以降、イスラエル軍の攻撃により少なくとも3人が新制限区域で死亡した。いずれも国連機関と協力していたパレスチナ人で、緊張が高まっている。



