韓国前大統領の尹錫悦被告(65)の公判が24日、ソウル中央地裁で開かれ、特別検察官は懲役30年を求刑した。尹被告は北朝鮮の平壌へ無人機を飛ばすよう韓国軍に指示したとして、一般利敵罪などに問われている。
戒厳令との関連性
特別検察官は、この無人機飛行指示が2024年12月の「非常戒厳」宣言の口実づくりを目的としていたと指摘。尹被告は国軍の統帥権者として犯行を主導し、当時の国防相も謀議の段階から深く関与したと述べた。
国家への影響
検察側は「国家の安全保障に実質的な危害が生じ、軍事上の利益が著しく損なわれた」と強調。尹被告は既に今年2月、戒厳令を巡る内乱首謀罪で無期懲役の一審判決を受けている。
今回の求刑は、韓国社会に大きな波紋を広げている。尹被告の弁護側は無罪を主張しており、今後の裁判の行方が注目される。



