商船三井、イランへの通航料支払いを拒否
商船三井は2026年5月8日、4月にホルムズ海峡を通過した同社関連の液化石油ガス(LPG)タンカーなど3隻について、イラン側が要求する通航料を支払わなかったことを明らかにした。これまで同社は支払いの有無を公表していなかったが、今回初めて方針を明確にした。
国際法に基づく航行の自由を主張
商船三井の担当者は、船が海峡を通過できた具体的な理由については回答を避けたものの、「国際法や国際的なルールに基づいて航行の自由が担保されるべきだ」と述べ、今後も通航料を支払わない方針を強調した。イランはホルムズ海峡を通航する船舶に対して通航料を要求しているとされるが、国際社会ではこの要求の法的根拠に疑問が呈されている。
ペルシャ湾内の残存船舶と安全航行
同社によると、ペルシャ湾内にはまだ複数の商船三井関係船が残っており、それらの船の最終的な通過判断は船主に委ねられている。商船三井は関係機関と調整しながら、安全な航行を目指していると説明している。
ホルムズ海峡は世界の石油・LPG輸送の要所であり、イランによる通航料要求は国際的な航行の自由に関わる問題として注目されている。商船三井の対応は、他の海運会社にも影響を与える可能性がある。



