米国のトランプ大統領は23日、イスラエルとレバノンの間で合意された停戦が、3週間延長されることになったと明らかにした。両国は米政権の仲介のもと、ホワイトハウスで2回目となる高官協議を開催。トランプ氏やバンス副大統領らも同席した。
停戦延長の背景と協議の詳細
今月17日に発効した停戦は、当初26日が期限となっていた。今回の延長条件については明らかにされていない。協議にはイスラエルとレバノンの駐米大使がそれぞれ出席。米政権は当初、国務省で協議を開く予定だったが、急きょホワイトハウスに変更した。これはトランプ氏が停戦延長を自身の外交成果として強調する狙いがあるとみられる。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、今後は両国が直接交渉を行うことになると述べた。また、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラについて「共通の問題だ」と指摘し、米国も対応で協力する意向を示した。
不安定な現地情勢
しかし、停戦発効後もイスラエルはレバノンへの攻撃を完全には停止しておらず、民間人の死者が出るなど不安定な状況が続いている。イスラエルとレバノンは今月14日、米国の仲介により1993年以来となる高官協議をワシントンで実施。ヒズボラと交戦を続けてきたイスラエルが停戦に応じた経緯がある。
今回の延長で一時的な緊張緩和が期待されるものの、根本的な解決には至っておらず、今後の動向が注目される。



