NY原油、98ドル台に急落 ホルムズ海峡航行再開で供給回復期待
NY原油急落、98ドル台 ホルムズ海峡再開で供給期待

NY原油、大幅続落で98ドル台に

20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、原油先物相場が大幅に続落した。指標となる米国産標準油種(WTI)の7月渡しは、前日比5.89ドル安の1バレル=98.26ドルで取引を終了。節目の100ドルを割り込み、98ドル台での推移となった。

下落の背景:ホルムズ海峡航行再開観測

下落の主因は、ホルムズ海峡の航行再開への期待である。トランプ米大統領がイランとの核交渉について「最終段階にある」と述べたと伝わり、これを受けて市場では、制裁緩和や海峡封鎖解除による供給回復観測が急速に広がった。売り注文が膨らみ、急落を招いた。

また、ロイター通信によれば、イラン側も周辺国と協力し、安全な海上輸送のための枠組み整備に応じる用意があると表明。これにより中東情勢の緊張緩和への期待が一段と強まった。

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ホルムズ海峡の戦略的重要性

ホルムズ海峡は、湾岸産油国から原油や液化天然ガス(LNG)を世界市場へ運ぶ重要な航路であり、通常は世界の供給量の約2割が通過する。そのため、同海峡の航行再開は、世界のエネルギー市場に大きな影響を与える。

市場の警戒感も根強く

ただし、市場では依然として先行きを警戒する見方も根強い。交渉が最終段階とはいえ、合意に至るかどうかは不透明であり、地政学的リスクが完全に払拭されたわけではない。このため、相場の下支え要因として機能しており、今後の動向が注目される。

なお、共同通信が報じている。

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