ドイツ航空大手のルフトハンザグループは12日、イタリア国営航空会社イタリア・トラスポルト・アエレオ(ITA)の持ち株比率を現在の41%から90%に引き上げ、ITAを組織面および財務面でグループに統合する方針を正式に発表した。ITAは2017年に経営破綻したアリタリア航空の後継会社である。
追加取得の詳細
ルフトハンザは、約3億2500万ユーロ(約600億円)を投じ、2027年3月までにITA株式の49%を追加取得する見通しである。この追加取得により、ルフトハンザの持ち株比率は90%に達する。ただし、この取得は欧州連合(EU)欧州委員会などの承認が条件となっている。
これまでの経緯
ルフトハンザは2025年1月にITA株の41%の取得を完了したと発表している。残りの59%はイタリア経済財務省が保有している。今回の統合により、ITAはルフトハンザグループの一員として、より強固な経営基盤を築くことが期待される。
ITAは、アリタリア航空の後継として設立され、イタリアのフラッグキャリアとして運航してきた。ルフトハンザグループへの統合により、路線網の拡大やコスト削減などのシナジー効果が見込まれる。また、イタリア政府もITAの安定経営を図るため、今回の統合を支持しているとみられる。



