東商会頭が流通停滞の解消を呼びかけ
東京商工会議所の小林健会頭は25日の定例会見で、ナフサ由来製品の流通が滞っている問題について言及し、流通経路に関わる企業に対し、買いだめを控え、円滑な流通に協力するよう求めた。
小林会頭は「流通経路に携わる企業がそれぞれの段階で、将来不安から買いだめし、原料を少しずつ確保しようとしている。その結果、末端まで行き渡らない現象が起きている」と指摘。その上で「全体としては量は足りている。経済の血流をスムーズにするため、流通に協力してほしい」と訴えた。
日経平均最高値更新に警鐘
また、日経平均株価が25日に終値で史上最高値を更新し、6万5000円台を付けたことについて、小林会頭は「大企業の収益は非常に良いが、その収益の使途が問題だ」と述べた。
「労働者へのベースアップは3%にとどまる一方で、株主還元は非常に積極的だ。海外で稼いだ資金を海外で再投資する図式がうまく回り、株価は上がっているが、いわゆる実感を伴わない反映になりつつある」と警鐘を鳴らした。
会見では、東京23区の中小企業など会員数8万を超える東商のトップとして、東京経済の現状について詳しく報告された。



