オアシスがクスリのアオキ株を買い増し、保有率14.02%に上昇
香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが、クスリのアオキホールディングスの発行済み株式の14.02%を取得したことが明らかになりました。この情報は、20日付で関東財務局に提出された変更報告書によって確認されました。オアシスは報告書の中で、「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」と表明しており、今後の経営関与への意欲を示唆しています。
保有比率の推移と過去の株主提案
クスリのアオキに対するオアシスの保有比率は、前回の10.70%から3.32ポイント上昇し、14.02%に達しました。この買い増しは、昨年8月の定時株主総会で行われた株主提案の結果を受けた動きと見られます。当時、オアシスは青木宏憲社長らの解任を求める提案を行いましたが、これは否決されました。
買収防衛策の導入と今後の展開
一方、クスリのアオキは今月17日に開催された臨時株主総会で、買収防衛策の導入を可決しています。この防衛策では、議決権ベースで20%以上の株式取得を目指す買い付けについて、所定の手続きに従わない場合、他の株主に無償で新株予約権を割り当てるなどの対応を取ると定められています。これにより、敵対的買収に対する防御体制が強化されました。
オアシスの今回の買い増しは、株主価値向上を掲げた積極的な投資戦略の一環と解釈できます。しかし、クスリのアオキが導入した買収防衛策との間で、企業支配を巡る緊張関係が高まっている状況です。今後の株主総会や経営陣との対話を通じて、両者の攻防がさらに注目されるでしょう。



