米労働省が12日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.8%上昇した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖による原油高が直撃し、伸び率は2023年5月以来、約3年ぶりの高水準となった。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.8%上昇し、いずれも市場予想を上回った。
トランプ大統領の利下げ要求とインフレ加速のジレンマ
トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを要求しているが、インフレが加速する中で利下げは難しい状況だ。市場では、FRBが年内に政策金利を据え置くとの見方が多い。今月にもFRB議長に就任する見込みのウォーシュ元FRB理事にとって、難しい船出となる。
品目別の動向
品目別では、エネルギーが17.9%上昇した。特に米国民の物価負担感に影響を与えるガソリンは28.4%、燃料油は54.3%それぞれ上昇した。電気代は6.1%、食品は3.2%上昇した。一方、中古車・トラックは2.7%下落した。
CPIの前月比(季節調整済み)は0.6%上昇し、コア指数は0.4%上昇した。



